海象ノ日記

はるかな昔に さりし人の歌 今日も街に流る おもかげ知らずに 歌われる歌よ 今日も街に流る (シャルル・トレネ)

『雨降る郷の瀬見温泉』

特急みのりで瀬見温泉



新庄駅で停車中の「みのり号」
14:56分発の電車で瀬見温泉に向かいます

落ち着いたラセットブラウンの外装

特急料金分内装もゆとりのある造りです


ここで、新庄市にある「ハンズバーガー」のハンズバーガー&オニポテセットを
出発までの間にいただきます。手作りパンがもっちりしていてうまいです。

ハンズバーガー - 新庄(ハンバーガー、パン) [食べログ]

特急リゾートみのり号の車内アナウンス。iPodtouchで録音。

20分程で瀬見温泉に到着します。特急なので速いですね。

瀬見温泉



あいにくの曇り空でしたが、温泉郷に陽の光が差し込めていました。


清流小国川の流れ

今日の宿『喜至楼』が見えてきました。

左側が「別館」右が「本館」です。中央にある石垣の神社は足湯(無料)があり瀬見温泉のシンボルとなっています。


何時もながら、落ち着く設えです。





名物「千人風呂」付近


夜になると、雨が降り始めて、寒くなってきました。

ひとっ風呂浴びて、いよいよ夕食です。


今回は「山形郷土料理プラン」を予約しました。

  • お品書き
    • 食前酒(梅酒)
    • 菊と山菜なめこの和え物
    • 鯉の昆布〆と皮の湯引き(みそだれで)
    • お香こ

    • 手打ちそば(つゆととろろ)
    • 山形風芋煮(しょう油と牛肉)
    • 鴨肉のタタキオレンジ添え
    • 天ぷら盛り合わせ


お酒は、瀬見温泉の酒蔵「此の君」です。
食事用の部屋は貸し切り状態でした。
食後、さらに冷えてきましたのでもう一度お風呂へ。

風呂あがりに、館内を撮影しました。



本館の入り口付近です。

かぼちゃの形のやかんが、しんしんと冷え込む温泉宿で静かに音を立てています。

木造の入り組んだ建物は「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせます。



翌朝



温泉郷は濃い霧に包まれていました。


この小さな小屋は、源泉から汲んだ温泉を小国川の水で冷ましているものでしょう。
絶えずせせらぎが聞こえてきます。
さて、8時くらいに朝食をとりました。

  • お品書き
    • 湯豆腐
    • 焼き海苔
    • お香こ
    • カリフラワードレッシング
    • ぜんまいの煮付け
    • 温泉たまご



鮎の一夜干しもあります。

小ぶりですが、その分味が凝縮されて旨味が濃いです。
海の魚とはひと味違う、小川の藻類の薫りが独特の風味をもちます。
電車が来るまで時間があったので、少し温泉郷を巡って帰る事にしました。

神社の足湯場

喜至楼本館




「薬研湯」
弁慶由来の川に有る温泉。

義経大橋から眺め。

昼近くまで、霧が温泉郷を包み込んでいました。







瀬見温泉駅まで10分程歩き、帰りの電車をしばし待ちます。
初冬の雪降る前の事でありました。
■喜至楼の「山形郷土料理プラン」は大人一人¥8400+入湯税(数百円)となります。