今年も開催!鶴岡・大山新酒酒蔵まつり
2月14日(土)に鶴岡市の大山地区で毎年恒例の「大山新酒・酒蔵祭り」が開催されました。
今年は20回の記念大会につき参加費1,000円で、酒を注ぐといい香りがする「檜の升」付きで販売されました。チケットは12月に30分くらいで瞬殺。例年なら12時開催で、それ以降はいつでも酒蔵を巡ることが出来たのですが(各酒蔵に一回ずつ)今回は混乱を避ける為12時開催の回と14時開催の回でチケットが分かれています。
が、んーー…酒蔵巡り開催時間が16時30分までだったので14時券を(なんとか)手に入れたのですが酒蔵以外の催し物を回る時間が殆ど無かったので分けたメリットがあったかどうかは…微妙でしたね。14時前に最初の酒蔵に並んで、時間ギリギリに全ての酒蔵を巡る事が出来ました。
この升、手の平に軽く乗る小振りなもので、どのくらい入るのかな?と並々水を張って測ってみたら25ccでした。なぁんだ少ないくない?と最初は思ったのですが、飲むのは日本酒の「しぼりたての原酒」です。度数が17度以上あってまだ加水して度数を調整する前のが多いんですね。スタンプラリー形式で、一つの酒蔵で最低2杯は飲みます。大山地区の酒蔵めぐりは全部で4軒有るので全部制覇しようとすると結構な量のアルコールになるんですね。
今回巡った酒蔵の順番
- 羽根田酒造「白梅」
- 加藤嘉八郎郎「大山」
- 冨士酒造「栄光冨士」
- 渡會本店「出羽ノ雪」
になります
普段、散策する程度なら20分ほどで全て回れます。新酒まつりのない時期は静かな酒蔵の街ですが…
当日はあいにくの吹雪
防寒対策は必須でした。14時くらいからアラレのような大粒の雪が降りだしたので並んで待つ時間が一番しんどかった。但し、そこは新酒まつり。並んでいるお客さんにはぬる燗の日本酒が各酒蔵で振る舞われました。
酒蔵以外にも老舗の漬物屋さん「本長」では無料でどんがら汁(寒鱈を全部まるごとぶつ切りにして酒粕や味噌で煮込んだコクの有る庄内冬の名物)や振舞い酒を頂きました。
味の濃いぃどんがら汁
「大山」の振舞い酒
豪快にドボドボと樽酒
羽根田酒造「白梅」
最初の酒蔵。14時前に並んだのですが結構列が出来てますね…
ホワイトボードで各酒蔵の並びの状況が分かるようになっています。
30分程並んだところでようやく入口が見えてきました。
こちらは日本酒で作った非常にスッキリとした梅酒
酒の試飲だけでなく普段は入れない酒蔵の施設も見学出来ます。
次は「大山」の酒蔵に並びます。
14時30分で220人待ちのようです。
加藤嘉八郎酒造「大山」
14時46分にようやく中に入れました。
搾りたてをビンに詰めて、その場でラベルを貼っている様子。
おみやげで一本『槽前(ふなまえ)酒』を購入。生酒で度数は18~19度。
火入れも加水もしていない、今ここでしか買えない新酒です。
720ml,で1,300円でした。
あったか~い振舞いの甘酒
冨士酒造「栄光冨士」
15時12分 「大山」の斜向かい、すぐ隣にある冨士酒造へ
歴代の栄光冨士のラベルですね。
日本酒づくりに欠かせない仕込み水も試飲出来ます。新酒まつりで沢山飲んだので「和み水(チェイサー)」としても最適な、冷たくてまろやかな水でした。
Uターンして最後の酒蔵へ。最初に訪れた羽根田酒造「白梅」の酒蔵と道路を挟んで斜向かい。
渡會本店「出羽ノ雪」
とにかく吹雪ですごいことになってます…
16時少し前に並びましたが、皆さんが3軒回ったあとにUターンして最後にここに訪れる人が多いのか20分は並びました。
ようやく中に入れたのは16時16分。
渡會本店は資料館も併設しています。酒蔵まつりの期間中は無料開放。
一種類1杯ですが種類が多いのでとにかく飲めます。
16時30分。ようやく全ての酒蔵を巡ることが出来ました。
酒蔵見学の時間は終わりましたが、まだ沢山の観光客が街にあふれています。
小さな「羽前大山駅」も本来は無人駅ですが臨時カウンターが開いています。
この通りぎゅうぎゅう詰めで、この日に限り臨時列車の特別ダイヤが稼働しています。
- LUMIXG1 標準ズームレンズで撮影