月山八合目からの登山
PLフィルターを使用して撮影。
天気はいいですが雲は多め。
自動車で行ける曲がりくねった登山道『傘骨(からかさぼね)』からの眺めです。
途中、月山高原牧場が見えてきました。
遠くからでも、青々とした牧草を喰む牛の姿が見えます。
月山八合目の駐車場から庄内平野を眺めることが出来ます。 稲の刈り取りはほぼ終わりましたが黄金色の平野が広がっています。
まずは、歩いて15分ほど中ノ宮「御田原(みだはら)神社」を目指します。
弥陀ヶ原(みだがはら)と呼ばれる泥炭層の湿地と月山山麓のあちこちに点在する池「池塘」
8合目の地点で落葉樹の森林限界のようで、麓の紅葉を遠くに眺める。
ここから先は高山植物を除けば低木のハイマツ、チシマザサなど限られた樹木しか見られない。
中ノ宮・御田原(みだはら)神社のシンボルであるウサギの像「なで兎」が見えてきました。
【 御田原神社の役割 】 御田原神社の御社殿は、月山神社本宮の二十年に一度の式年遷宮による古材をそのまま用いて建てられる。ゆえに、月山頂上の本宮参拝が叶わない人にとっては遥拝所として、また籠もり所としての機能を果たし、本宮参拝と同様の御神徳に与るとされている。
御田原神社から歩くこと15分、ようやく本当の?登山口にたどり着きました。ここからは岩場が多く舗装されていない山道になります。
山頂まではここから2時間30分と標識にあります。
振り返ると、遠くに8合目駐車場の建物が見えます。
いたる所にチシマザサ(月山筍)が群生しています。
庄内平野までよく見通せます。
たまり水とも小川とも判じかねるものが点在するので足元注意です。
今の季節、草木は枯れているものが多いですが、7月頃までは青々とした湿地や一面の黄色い花ニッコウキスゲの群生などが見られます。
(写真4枚は昔ポジフィルムで撮影したもの業者に頼んでスキャンしてもらったもの)
雲にだんだんと近づいているのを感じます。
様々な表情を見せる山肌。
雲の中に入りました。
9合目にある山小屋「仏生池小屋」が見えてきました。
食堂を兼ねていて、30人程度が宿泊出来るようです。
由来となった「仏生池」
絶え間なく吹く風と雪の重みでしょうか。樹木は一定の方向によじれています。
月山登山で最も勾配がきつい『行者返しの坂』と呼ばれているスポット。
近づいてみると、石は大きいですがしっかりと登りやすい段々になっているのでそれ程難しいというわけではありませんでした。
9合目になってふたたび、歩道が整備されている箇所もありました。
山頂間近になると再び岩場の道に。
月山神社本宮です。
登山口に入ったのが昼前だったので、山頂に到着したのは14時20分。途中もすれ違うのは下山する人ばかりで神社には流石に誰もいませんでした。
社(やしろ)そのものの大きさは非常にこじんまりとしたものです。
何はともあれ、無事山頂に到着できました。
帰りの駐車場に向かう道では神々しい夕陽のチンダル現象が出迎えてくれました。