年に一度のパイプ大掃除
一年に一度の大掃除、パイプもしっかりと掃除しました。
塩・エタノール清掃法
パイプに染み付いた着香たばこの匂いをリセットして、余計な付着物などを取除きやすくする掃除法です。あまりやり過ぎるのもパイプを痛める気がするので年に一度程度にします。
マウスピースをパイプから外して、ボウル(煙草を詰める部分)に「塩」(これは精製塩ですね。〇〇の海塩とか岩塩じゃない安いもの)をしっかりと詰めます。トントン揺らしながら隙間無く。
パイプ用のスタンドがあるのでここからはスタンドに置いての作業です。
「無水エタノール」をスポイト(ドラッグストアで100円代)で少しずつパイプのボウル内に垂らしてゆき、ボウルからあふれる手前まで注ぎます。エタノールはニス等塗料を溶かす効果があるので周りにこぼれないように気をつけます。
ここからは一晩程度おきます。
もし、中古でパイプを買った場合や内部に汚れの層があり落ちにくい場合、2回程繰り返すとより効果的です。
パイプコンパニオンのスプーン部分で汚れの移った塩をかき出して、煙道もモールでしっかり掃除し塩を落とします。
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マウスピースの掃除
洗面台などぬるま湯が張れる場所が良いと思います。
「耐水紙やすり・2000番」このくらいの目の細かい物を選びます。そして激落ちくん等の「メラミンスポンジ」を用意します。
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作業はぬるま湯を張った洗面器などでマウスピースを濡らしながらします。
まず、メラミンスポンジで落ちそうな汚れを大まかに落とします。結構この段階で落ちる汚れは落ちます。
マウスピースの吸口部分は歯型などができるので、手頃な手のひらサイズにカットした紙やすりを水に軽く濡らしながら研磨してください。力を入れずに根気よく磨きます。
大体汚れが取れたと思ったら、水気を拭き取り乾燥させます。
紙やすりの研磨でマウスピースの光沢が無くなると思いますので今度はマウスピースの艶出しです。
サビネリの「パイプポリッシュ」と「幅5センチ程度の木綿包帯」を用意します。
まず、ごく普通の綿の包帯を使いやすいように長さ50センチ程度にカットします。
利き手の人差し指と中指の間に包帯をグルグル巻きます。人差し指の部分にパイプポリッシュを2,3滴染み込ませて、あとはツヤが出るまで根気よく磨きます。
パイプポリッシュの成分が無くなったと思ったら、また包帯に染み込ませて磨きます。ながら作業のほうが気楽なので納得がいくまで磨きます。
パイプの艶出し
木製のボウル部分の艶出しです。
下準備として、「カルナバワックス」(植物性蝋)を染み込ませた磨き布(正式名はないと思いますが)を作ります。
化粧品や手作り石けん用品のサイトでフレーク状のものを入手します。
そんなに量は必要無いので50グラムから100グラム程度の小袋入りで十分です。
カルナバワックスを大さじ一杯程度『湯せん』にして溶かします。オススメはストーブの上。融点は80°程度と言われています。気長に待ちましょう。
そこに適度な長さ(20センチ程度?)にカットした包帯を丸めたものを入れて染み込ませます。包帯を取り出すとすぐに蝋が固まると思いますので、よく冷えたら包帯を軽く揉んで取り扱いやすくします。
磨き布でパイプのボウルを根気よく磨きます。仕上げに乾いた包帯で磨くとよく艶が出ます。
ボウルに金属の巻きが有る場合は、金属のアクサセリー用サビ・くすみ取り「ポリッシュクロス」
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などを使うと見違えるように金属の光沢が出ます。
仕上げに、ボウルとマウスピースを組み合わせて、全体をパイプポリッシュで軽く磨いて完成です。