こんなにあった!?食べ物「以外」の燻製利用
ビール
- ラオホビア(ビール)
各地で開催されるオクトーバフェストで富士桜高原麦酒のラオホビールを飲むことができます。ごくごく飲むと言うより味わって飲むタイプ。
実際飲んでもらわないと想像しづらいと思いますが液体の燻製とビールを合わせたような不思議な感じ。飲んだ後もしばらく口の中がスモーキーになります。チーズと相性が良いですね。
ビールの種類/rauph(ラオホ) | 富士桜高原麦酒(地ビール)
ウィスキー
- 代表的なのはタリスカー(他多数)
もともとウィスキーは製法によりスモーキーな物が沢山ありますが、「タリスカー」はその中でも特別に「潮風とスモーキー」さを感じるウィスキー。ストレートでチェイサーとともにじっくり味わいたいです。
たばこ
- ラタキアたばこ
前回のエントリーでも書きましたが、もともとシリアのラタキア県のタバコ農家が保存の為に天井に吊るしておいたら、当時煮炊きに使っていたラクダの糞の燃料から出るけむりで自然に「燻製」された…という曰くが有ります。現在はマツやオークの木を燃やした煙を使用しているようです。
伝統工芸品
- 燻竹(または煤竹)
もともと古民家で、年中煮炊きに使う竈(かまど)や暖房兼虫除けの為の囲炉裏から出る煙で天井に使われていた「青竹」が長い長い間燻され自然に飴色、べっ甲色に変化して強度が増したもの。近年では人工的に大規模な竈で大量生産される物もあります。
再加工して「民家の壁面の装飾」「一輪挿し」「和竿」等に再利用されます。
- 銅蟲
銅蟲(どうちゅう)細工は、今より三百数十年前、藩主浅野侯がお抱え職人の清氏に創案させた技法で、銅板を鍛えて火鉢、やかん、花瓶等を作り、広島藩の特産品として諸大名に寄贈し、非常に好評を得たのが始まりです。
銅蟲製品の特長は、黒茶玉虫古色の着色にあります。広島伝統の色付けは、稲藁(いなわら)で燻(いぶ)すことにより、他に類を見ない広島独特(全国唯一の本燻し)の黒茶色の玉虫古色となり、銅蟲の秘法とされているものです。
又「銅蟲」という名は浅野長晟侯が清氏の仕事に対する熱意を賞でて「銅」の「虫」、即ち「銅蟲」「銅虫」と云う称号を授けたといわれています。
- 皮の燻し染め
「甲州印伝」と呼ばれる「藁の煙で皮を染める技法(ふすべ染め)」
「漆で革に模様を盛る(漆づけ)」2つの技法が有るようです。
「いんでん」とは印度伝来の意味。
太鼓と呼ばれるドラムに革を張り、煙で丹念に染め上げます。
麻糸を革に巻きつけ模様を生み出します。
Amazonでも取り扱っているようです。