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海象ノ日記

はるかな昔に さりし人の歌 今日も街に流る おもかげ知らずに 歌われる歌よ 今日も街に流る (シャルル・トレネ)

いとうせいこう・奥泉光文芸漫談4 IN三川町

山形

山形県庄内平野の三川町で8日に開催された町の60周年記念イベントです。

http://seiichirou.tumblr.com/post/132768844983/いとうせいこう-奥泉-光-文芸漫談シリーズ4in三川

料金は無料ですが、事前に整理券を入手する必要がありました。文芸漫談

会場は「なの花ホール」 町のセレモニーや結婚式などがとり行われる町立としては新し目の割りと広い開場です。

文芸漫談

出演の奥泉光氏(芥川賞作家・近畿大学教授)が三川町の生まれということで、今回いとうせいこう氏との共同イベント「文芸漫談」がこの地で開催されました。

会場は開催時間の午後6時前に既に満員。一時間半(押して一時間40分くらい)みっちりと文学漫談2人の濃厚なトークショー。

今回のテーマは夏目漱石の『門』

門 (新潮文庫)

門 (新潮文庫)

 

文庫版

門

 

もう著作権は切れているのでKindle青空文庫版が無料で読めます。

『三四郎』『それから』に続く漱石前期三部作の最後の作品で、主人公の名前はそれぞれ違いますが、設定を引き継ぎそれまでの二部作の締めくくりとして、物語の完結編に当たる作品です。

三四郎 (新潮文庫)

三四郎 (新潮文庫)

 
それから (新潮文庫)

それから (新潮文庫)

 

この作品を書き上げた後、漱石胃潰瘍で入院「修善寺の大患」と呼ばれる大量吐血で生死の境を彷徨い、作風が大きく変わるのでした…

東大(帝大)で教授をしつつ1905年『吾輩は猫である』翌年に『坊っちゃん』『草枕』などを発表。1907年には心機一転し朝日新聞に入社。新聞小説の責任者をしつつ連載されたのが本作。1916年の師走に50歳で没するので作家として活躍したのは僅か10年という事になります。

文芸漫談

文芸漫談

終始場内のリアクションが大変よくどこまでも心地よいトークイベントでした。