日本海の秘境「ラーメン琴平(こんぴら)荘」を訪ねる
ラーメン それは食のフロンティア
ラーメン それは誰しもが愛する国民食
そして なにを隠そう山形県民はラーメンの消費量 日本一
日本一ラーメンを愛する県民と言い切ってしまっても構わない(蕎麦もいいけど)
- 過去記事(今見たら値上げとか移転とか結構あるなぁ)
『龍横健(りゅうおうけん)・新庄のこってりラーメンと二郎インスパイア系』 - 海象ノ日記
『山形のケンチャンラーメンはそろそろ全国的に評価されてもいい!』 - 海象ノ日記
さて そんなラーメン大好きの山形県民でも
「いや~名前は前から聞いたこと有るんだけどね…行ったことないのよね」
の最有力候補間違いなしのラーメン屋が有る
それが「ラーメン琴平(こんぴら)荘」である
そもそも「こんぴら荘」はラーメン屋ではないのだ
『え!…ラーメンについての記事よね!こいつキチガイじゃないかしら(ひそひそ)』
いや 待って欲しい説明を!
旅館「琴平荘」はその名の通り旅館なのである
なんと こんぴら荘は冬季限定*1でお昼だけラーメン屋を経営しておりそれが凄まじく人気なのだ
しかも周囲には何にもない(周辺住民には失礼だけど)
厳寒の日本海の波しぶきが舞い散る僻地なのである
しいて言うと近く?に有名な物があるとすればクラゲで有名な
鶴岡市立加茂水族館 | 世界一のクラゲ水族館 鶴岡市立加茂水族館
があるくらい それだって10キロくらい離れてる
だから ラーメン好きの山形県民でも
- どこからも近くない地理的条件
- 厳寒の荒波舞う期間だけの営業
でなかなか行ったことがないのも事実なのである
自分もこれが通算で3度目くらい?の訪問になった
自宅から車で50分くらい 覚悟していたけどなかなか時間が掛かった
旅館 琴平荘
旅館のすぐ裏手 荒波日本海である
写真ではパキッとした晴れだけど風が強くて寒くてそれどころじゃない!
そそくさと入口へ
…なんかほんとに「地方の旅館」である だって旅館だもんね
入ってすぐに「中華そば処→」の看板
旅館の畳敷き大広間にズラーっと宴会用の机を並べてラーメンを提供している
平日ということもあり待ち客は10人ほど
満席だが回転がいいのでテーブルが開いたらテンポよく開いている席へ次々と通される
受付の札を受け取り待つこと10分ほど
中華そば(こってりorあっさりでこってり)大盛り 800円 麺の量は320グラム
「うーん、なかなか素直な中華そばじゃないか!」(孤独のグルメ風に)
こってりといっても家系ラーメンなんかと比べると十分に「あっさり」として
やっていける感じさえある 嫌味のない豚の脂
いかにも山形の海側っぽい煮干しをしっかり使ったスープとガラの素直な味
麺は大好きな 中太のちぢれ麺 スープが絡む
言ってしまえば普通の醤油ラーメン だが素直!?
悪くない!悪くないよこれ!むしろ安心!?
しっかり醤油の風味もダシも効いてやがるのにうまれたての赤ちゃんの瞳みたいに澄んだスープ!
気づけば一気に完食
こりゃぁわざわざ行く手間もあろうというもの
秘境を訪ねてまた還るという面倒な工程も含めて思い出してまた行きたくなっちゃうんだよなぁ
*1:10月1日~5月末