OPUS: The Day We Found Earthは、台湾台北市にある小規模のスタジオ「SIGONO」が開発&パブリッシュ。インディーズゲームのカテゴリーになる。
2016年4月にPCゲームのプラットホームSteamで発売され、それに先んじ2015年にiOS、Android版が少額追加課金方式で先行発売された。モバイル版のタイトルは『OPUS 地球計画』
メインストーリーのみなら2~3時間程度でクリア可能。クリア後の追加要素やフリー探索モードもあり。
Steam版は買い切り方式で、現行のノートパソコンでも動く軽めのゲームなので、格段のこだわりがなければPC版をオススメしたい。ゲーム操作はマウスのみでも可能。コントローラーサポート、日本語字幕にも対応している。
地球探索プロジェクト宣言
遥か遠い未来。人類が地球を離れて100万年のちの世界。
地球の存在はもはや神話となっていた。
遺伝子改造で生きながらえた人類に遺伝的欠陥が判明し、二人の科学者リサとマコト、そしてサポートロボットであり今作の主人公OP1414-エム(通称エム)は一縷の望みをかけ母なる惑星『地球』を発見する巨大なプロジェクトに挑む。
プレイヤーであるエムは、単純なフォルムから「火の鳥」のロビタを連想させ、なおかつ表情豊かな振る舞いは、藤子・F・不二雄作品の「21エモン」モンガー「キテレツ大百科」コロ助などにみられる愛くるしさも兼ね備えている。
ゲームがはじまり短いイントロが終わると、わずかな暗転のあと目を覚ますエム。
船内で姿を消した二人の科学者。
異常事態を察知して起動する博士そっくりのホログラム(通称リサ)
物語は、ロビタ的ロボット「エム」と博士を模したホログラム「リサ」が船内に残された情報と手がかりを集めながら、巨大な望遠鏡を操作し広大で漆黒の宇宙に輝く 『地球』を見つけだす詩的な作品になります。
デカルト座標系
ゲームの基本操作は、大まかに全体で4つに振り分けられたゾーンの中から、船内で博士の残してくれた情報を頼りに、星雲の場所と交直座標系(デカルト座標系とも)のX軸とY軸座標を照らし合わせ、エリア内の星々を1つ1つクリックしてスキャンするクリック型のゲームです。ある程度正解範囲の部分を補足してくれる機能も有るので無尽蔵にクリックするような必要はありません。
サブクエスト(副次目標)では、船内に残されたメモや写真などの情報から交直座標系以外の方法で目的の星を探すクエストもあります。
フィルター切替え
物語が進むに連れて、望遠鏡に「フィルター」機能が追加(機能復旧?)され、そのままでは見えない星もスキャン出来る様になります。
プレイ中、クリア後
ゲームプレイ前にも表示されるが、ヘッドホンは必須だろう。静かなピアノの旋律、宇宙の星々をなぞる小気味良い音。まばゆい銀河の奥から届く音のシャワー。
ディスプレイもモバイル環境ではなく大きめのモニターで漆黒の宇宙ときらめく星々の対比を感じて欲しい。
日本語の翻訳も決して機械的なものではなく藤子不二雄的なセンスで作品の愛に溢れている。
ゲームのタイトル通りその『目的の星』を発見した時、最後にロボット「エム」がどんな決断をするかは是非プレイして確認して欲しい。
実績ガイド
あまりにも素晴らしい作品だったのでクリア後すぐに実績解除ガイドを作成しました。わかりにくい実績解除の参考になれば…